以下の4つの関節を紹介します。
・車軸関節
・球関節
・臼状関節
そもそも読み方も分からん!という方も多いと思うのでそれぞれ読み方も紹介してます。
ぜひ自分のカラダを触りながらどういう動きの役割を持っているのか確認しながら読み進めてください。
4つのややこしい関節を確認!【蝶番関節・車軸関節・球関節・臼状関節】
皆さんの関節をつかさどる骨の形は様々です。
関節を理解するとその動きを理解できるのでこの動きはどういう原理なのか理解でき、それによってトレーニングやスポーツの動きの質が上がったり、怪我の予防が出来たりします。
ご自身の身体のことですから、知っておいて損はありませんね。
では早速、代表的な4つの関節を紹介します。
①蝶番関節(ちょうつがいかんせつ)
最初に紹介する関節は「蝶番関節(ちょうつがいかんせつ)」です。(本記事は手書きイラストでお送りします。)
一般的に耳にすることはほとんどない用語ですね。
蝶番と聞くとなんとなくドアのつなぎ目のイメージができるでしょうか。
蝶番関節はその名前の通り、ドアを開けたり締めたりする動きにに近い関節で、二つの骨が互いに連結し、一方の骨がもう一方の骨の周りを回転するようにして動きます。
蝶番関節の最大の特徴は、上記のように一つの方向に大きく動くことが出来る!という点です。
指の関節が蝶番関節の代表と言える部位ですが、他にも、肘関節や膝関節も蝶番関節です。
蝶番関節は関節内の骨端にある、関節面が滑らかに動くように、滑車や軟骨などの組織で覆われています。
人の身体の安定性や柔軟性を確保する上で重要な関節です。
解剖学の言い方では、指を曲げる動作を「屈曲」、指を伸ばす動作を「伸展」と言います。
②車軸関節(しゃじく関節)
2つ目に紹介するのは「車軸関節(しゃじかんせつ)」です。
回旋というねじる動きをするための関節です。
縦の軸に沿って一つの骨が器の骨の周りをぐるんと動きます。( ゚Д゚)
首が代表ですが、今回のデッサンは肘です。笑
肘は先ほどの蝶番関節の要素と車軸関節の両方の要素を兼ね備えてます。
前腕を内側へひねる動作を「回内」。
外側へひねる動作を「回外」と言います。
ねじれに対応する関節です。
③球関節(きゅうかんせつ)
3つ目は「球関節」です。
読みは「たま関節」ではなく「きゅう関節」です。
球状の丸い骨の先端がくぼみ、器にかぽっとはまっていてあらゆる方向に動くことが出来る関節です。
64のコントローラーのスティックのようにくるくる動きます!(我ながら分かりやすい)
デッサンで見てみましょう!↓↓↓
肩を動かしてみてください。
上に挙げたり、横に広げたり、捻ったり…64のコントローラーばりに動きますよね。
球関節は非常に優秀な関節なんですがその代償として「脱臼」など”怪我をしやすい”という特徴があります。
64のコントローラーも長く使ってるとへたりますよね。
関節は消耗品と言われますから肩は怪我をしやすい関節と言えます。
動きは猫背のように内側に丸め込む動きを「内旋」。
外に胸を張るように関節を回していく動作を「外旋」。
外側に広げると「外転」。
内に入れていくと「内転」と言います。
作用が多いのも、動きの幅が広い球関節の特徴です。
今からご説明します”④の関節”の屈曲伸展も肩関節に含みますので↓も要チェックです!
④臼状関節(きゅうじょうかんせつ)
4つ目は「臼状関節(きゅうじょうかんせつ)」です。
③の球関節をそっくりなんですが、球関節よりもくぼみが深いのが特徴です。
臼状の臼は「うす」ですね。
股関節が臼状関節に該当します。
球関節と同じように内旋、外旋、外転、内転と屈曲、伸展の動きすべて可能です!
イラストが”とにかく明るい”感じになってしまいましたがご了承ください。(伝われー)
太ももを持ち上げると屈曲。その逆が伸展。
外に広げて外転。内に入れこんで内転。
自由度が高く、こちらも怪我もしやすい関節です。
柔軟性が高くて優秀な関節なのに固くなりやすくもあります。
ストレッチやリリースをして柔軟性を保つのが非常に大事です。(*´ω`*)
トレーナーが4つの関節を解説!【蝶番関節・車軸関節・球関節・臼状関節】
各関節の動きを頭に入れて、肩や股関節のトレーニングでは可動域以上の動きはしないように注意しましょう。
スポーツでも同様です。
トレーニング効果を高めるのであれば筋肉を最大限動かすために可動域を意識してトレーニングできますね。
自分のカラダを使いつつ覚えてみてください!
他にもイラストを交えて、トレーニングを紹介している記事があるのでぜひご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。