コロナ禍をきっかけに、トランポリンを活用したダイエットがポピュラーになりました。
私は、スポーツトレーナー歴12年以上なのですが、トランポリンのダイエットについて、以下の質問をよく受けます。
・本当にダイエットの効果があるの?
・ジムに入会しないと体験できないのでは?
本記事では、トランポリンのダイエットに疑問を抱いている方や、これから本格的にトランポリンダイエットを始めようと思っている方に向けて以下の情報をまとめていきます。
✅ トランポリンダイエットのメリットとデメリット
✅ トランポリンの注意点
✅ どのくらいで効果がでるのか?
✅ 10㎏痩せた!という方の噂の真相
✅ おすすめの自宅用トランポリン紹介
上記が気になる方はぜひ最後までお付き合いください!
トランポリンダイエットってそもそも何?
トランポリンダイエットは、世界ではポピュラーなダイエット方法です。
内容はとても簡単で、トランポリンの上で飛び跳ねる運動を繰り返し、身体の体脂肪を燃焼させる有酸素運動をおこなうダイエットです。
ウォーキングやランニング、自転車や水泳のように連続した運動を、長時間続けてカロリーを消費するのがポイントです。
最近では、トランポリンに特化したジムができているくらい人気で、これからもニーズは高まると予想されます。
トランポリンダイエットのメリット3選
では、トランポリンダイエットの魅力、メリットを3つ紹介します。
- 自宅の省スペースでダイエットができる
- 安価なのに効果絶大
- 全身を使うため、筋力UPも期待できる
それぞれ順番に解説していきます。
自宅の省スペースでダイエットができる
トランポリンのサイズはバカでかいものから、小さいものまで無数に存在しますが、私がおすすめしているのは、省スペースで活用できるトランポリンです。
サイズが大きい方が運動強度は上がりますが、有酸素運動という特性上、サイズが小さくても問題ありません。
0.5畳、もしくはそれよりも小さなスペースを用意できれば、自宅で運動ができてしまうというのはダイエットをする方にとって大きなメリットです。
安価なのに効果絶大
トランポリンの相場ってどのくらいだと思いますか?
最近のトランポリンブームのおかげで、安価なトランポリンがいくつも販売されています。
3000円台からトランポリンがあるのは驚きですね!(私も調べて驚きました)
レビュー、口コミがとてもいいのも魅力ですね。
価格帯が広いので、部屋の広さや、予算と相談して自分にあったトランポリンを見つけましょう。
全身を使うため、筋力UPも期待できる
トランポリンの運動は専門用語で「プライオメトリック」という種類のトレーニングに該当します。
瞬発力を鍛える運動で、アスリートに対して取り入れられることが多いトレーニングです。
ジャンプを連続しておこなうので、思っている以上に足腰の筋肉を使います。
おそらく、トランポリンを飛び続けて5分もすると、足腰の筋肉が疲労してがくがくするのがわかると思います。
トランポリンダイエットのデメリット3選
続いて、トランポリンのデメリットを3つ紹介します。
- 膝や腰に支障がある方にはおすすめできない
- トランポリンを置くスペースが必要
- 飽きるかもしれない
こちらも順番に解説していきますね!
膝や腰に支障がある方にはおすすめできない
トランポリンでのダイエットはジャンプの動作を延々繰り返します。
ジャンプ動作は人間にとって基本動作の1つですが、膝痛や腰痛をお持ちの方には負担をかけてしまいます。
もし、怪我や痛みがある場合は、まずその痛みに対してアプローチが必要なので、トランポリンを活用するのはその後になります。
トランポリンを置くスペースが必要
トランポリンの置く場所を用意しないといけないので、ある程度スペースが必要です。
ですが、最近では、クッションと兼用のトランポリンもあるので、部屋のデザイン、日常用としても取り入れることが可能です。
もしあなたが本格的なトランポリンの導入を考えているなら、2畳分程度のスペース確保が必要になります。
飽きるかもしれない
トランポリンは基本的にジャンプ動作のみです。
この後紹介しますが、様々な動きを取り入れたり、音楽に合わせることでマンネリ化は防げますが、それでもずっとやり続けると飽きるかもしれません。
これはどの運動でも言えるので仕方がないとも言えますが…。
トランポリンダイエットのおすすめのやり方とは?トレーニングも紹介
トランポリンを使ってダイエットをする方法として、様々なやり方があります。
今回は基本動作に加えて、応用編のトレーニングについても解説していきますね!
紹介する飛び方の半分以上は私が考えたオリジナルです。
トランポリン基本動作
まずはトランポリンの基本動作を解説していきます。
シングルレッグ(片足ジャンプ)
シザース(足を前後に交差)
ワイドジャンプ(足を大股に広げる)
クローズ&オープン(閉じて開くを繰り返す)
ツイストジャンプ(腰をひねる)
ダッシュジャンプ(トランポリンの上で走る)
基本のシンプルジャンプ
基本的なジャンプの動作です。
トランポリンの中央で、両足に均等に体重をかけてジャンプをしていきます。
ウォーミングアップや、メイントレーニングとしてもおすすめのやり方です。
シングルレッグ(片足ジャンプ)
トランポリンを片足でジャンプするやり方です。
トランポリンのサイズにもよりますが、小さいトランポリンの場合は、ジャンプする片足が中央にくるように調節しましょう。
シザース(足を前後に交差)
トランポリンの上で足を前後にしながら飛ぶやり方です。
着地は両足で、ジャンプしている際に空中で足を前後に入れ替えていきます。
ワイドジャンプ(足を大股に広げる)
両足を大きく広げたジャンプ動作です。
目安としてはトラポリンのサイズにもよりますが、肩幅より少し広めくらいがおすすめです。
股関節への負担が少なく、内ももに効かせることができるやり方です。
クローズ&オープン(閉じて開くを繰り返す)
1度目のジャンプでは、両足をくっつけて中央でジャンプします。
空中で両足を広げてワイドスタンスで着地して、再度ジャンプします。
閉じる着地と大股着地を交互に繰り返す飛び方です。
ツイストジャンプ(腰をひねる)
トランポリンのジャンプ中に腰を捻り、ツイストの状態で着地する飛び方です。
両腕をうまく使うと重心がコントロールしやすくなるので、はじめは小さなジャンプから練習していきましょう。
ウェストを引き締めたい方におすすめです。
ダッシュジャンプ(トランポリンの上で走る)
トランポリンの上で全力ダッシュをおこないます。
跳ね返る特性のあるトランポリンの上なので、陸上のようにうまく走ることはできません。
このバランスの悪さがトレーニングになります。
サーキットトレーニングのように取り入れることで心拍数を上げ、ダイエット効果が期待できます。
応用編!トランポリンを活用したトレーニング
続いて、トランポリンを活用した筋力トレーニングを紹介します。
ダイエットに筋力トレーニングを取り入れることで、基礎代謝が向上し、綺麗な身体を作ることができます。
更に、トランポリンを使用することで、陸上とは違う負荷をかけることができるので、体幹が鍛えられ、パフォーマンスアップも可能です。
トランポリンスクワット
トランポリンシングルレッグスクワット
トランポリンプッシュアップ
トランポリンラテラルランジ
木のポーズ(片足キープ)
ヨガのポーズの1つでもある「木のポーズ」をトランポリンの上で行います。
まずは、片足立ちで30秒キープできるまで、練習しましょう。
片足立ちに慣れたらポーズを作っていきます。
②左足の膝を曲げ、かかとを右足の付け根にそえる
③両手をバンザイして、頭の上で合唱する
④30秒~60秒キープ
⑤反対に入れ替えながら、左右3セットずつおこなう
トランポリンスクワット
トランポリンの上でスクワットをおこないます。
基本的なスクワットとほとんどやり方は変わりませんが、トランポリンの上は安定していないため、バランス感覚も鍛えることができます。
②つま先を斜め前、逆「ハ」の字の方向に広げる
③腰が反らない程度に背筋を伸ばし、両手を胸の前でクロスさせる
④股関節、膝、足首を同時に曲げていき太ももが床と並行になるまでしゃがむ
⑤バランスをとりながら立ち上がる
トランポリンシングルレッグスクワット
スクワットである程度下半身の筋力がついた方におすすめのトレーニングです。
片足でおこなうスクワットですので、両足でおこなうよりも負荷が高いのが特徴です。
②両手は楽な位置でセットし、背筋を伸ばす
③左足は上に上げたままにしておく
④つま先を正面に向け、膝も同じ方向に向ける
⑤右足でバランスをとりながらしゃがむ
⑥背中が丸くならない程度までしゃがんだら立ち上がる
⑦10回~15回程度繰り返し、交互に3セットおこなう
かなりハードなトレーニングですので、無理のない範囲でおこないましょう。
トランポリンプッシュアップ
トランポリンプッシュアップとは、トランポリンを活用した腕立て伏せです。
トランポリンの上に両手を置いておこなう方法と、トランポリンに足を乗せておこなう方法があります。
胸の横、脇は45度程度隙間を作る
②つま先をそろえて、状態を持ち上げる
③背筋をまっすぐに保ったまま肘を曲げていく
④10回繰り返す
胸の横、脇は45度程度隙間を作る
②両足をトランポリンの上に乗せ、つま先を立ててセットする
③背筋をまっすぐ保ったまま肘を曲げていく
④10回繰り返す
トランポリンラテラルランジ
片足をトランポリンの上に乗せておこなうラテラルランジです。
トランポリンに乗せている方の足が不安定なため、バランス、体幹を鍛えることができます。
また、乗せていない方の足には、角度がつきますので、内もものストレッチ感が増します。(やってみるとよくわかります!試してみて!)
②左足は床につけ、肩幅の2倍程度足を広げる(大股)
③背中が丸くならないように右足に体重をかけていく(しゃがむ)
④動きを連動させて、左側へ体重を移行させる(しゃがむ)
⑤左右交互に動きを繰り返す
⑥トランポリンに乗せる足を入れ替えて、もう一度おこなう
股関節の可動域を広げ、足をスッキリさせる効果があります。
大きな筋肉を鍛えることができるので、ダイエットにも効果的です!
トランポリンダイエットの効果とは?どのくらいで効果が出るの?
ここまで、トランポリンのメリットデメリット、やり方について紹介してきました。
では、トランポリンダイエットはどの程度ダイエットの効果があり、期間はどのくらいかかるのか解説していきます。
・中期
・長期
・超長期
4つに分けて解説していきます!
【初期】トランポリンダイエットをした直後からストレス発散の効果あり
まずは、トランポリンダイエットを取り入れて数日くらいの初期段階の効果です。
・汗をかいて気持ちがいい
・気分が晴れやか
・足腰に少し筋肉痛を感じる
このような効果が望めます。
ダイエットの効果は初期段階ではまだありません。
【中期】身体的な変化は1週間~1か月で効果を感じる
数週間、トランポリンダイエットを続けてきたときの効果です。
少しずつトランポリンにも慣れ、ダイエットが習慣になってきたころですね。
1ヶ月継続できれば、ダイエット成功の確率はぐっと高まっています。(3日坊主がマジで多いから実感できる方は非常に少ないかと…)
・バランス感覚がよくなり体幹が安定する
・トランポリンが上達している
・体力がつき、日常生活が楽になっている
ダイエットの効果はまだほとんど起こりませんが、身体の変化は感じると思います。
もしあなたが今まで運動をほとんどやっていなかったとすると、めちゃくちゃ違いを感じていることでしょう。
【長期】ダイエットなら3か月くらいで効果を実感する
3ヶ月継続している場合、トランポリンダイエットの効果が数字にも見えはじめている頃です。
・背筋が伸び、姿勢が綺麗になっていると言われる
・体幹がしっかりし、所作が美しくなっている
・トランポリンの動きが上達し、ハードな種目も可能になる
3ヶ月継続した頃から、ダイエットの効果が見え始めます。
体重にも変化が起こっているでしょう。
周りの知り合いの方からも、見た目について色々褒めて頂く機会が増えていると思います。
【超長期】半年以上継続すると姿勢改善が期待できる
トランポリンダイエットが習慣となり、6ヶ月以上継続している方は、ダイエットの効果を間違いなく実感しているはずです。(実感しないと続けていないはず…)
・身体能力、パフォーマンスの向上
・美しいスタイルの実現
・充実感、達成感がある
体重に変化があまりない理由は簡単です。
トランポリンのトレーニングを通して、筋肉量が増えているからですね。
筋肉は体脂肪と体積が同じでも20%以上重いと言われています。
筋肉の方が小さいので、見た目はスマート、でも体重はあまり変わらない、という状態が発生します。
健康的なダイエットが成功している証拠ですので、気になる方は体組成計で筋肉の数値をみてみましょう!
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【口コミ】トランポリンダイエットで10㎏痩せた!これは嘘?本当?
「トランポリン+ダイエット」で検索すると「10kg」って出てくるんですよね。
「嘘」とか、「効果なし」ってワードもあるので気になって調査してみました。
トランポリンダイエットで10kg痩せた?と言っている方々の口コミ
トランポリンダイエットの口コミをリサーチしたのでまとめます。
■治療中のダイエットで10kg痩せた
■10kg落ちました。BYバク宙先生?
■10kg痩せるのが目標だ!
■食事とトランポリンで10kgのダイエットに成功した
でもトランポリンだけではなく、食事もしっかり管理していますね!
■10kg痩せたんです!
詳しくはわかりませんが、おそらく食事もしっかり管理されていると思います。
トランポリンダイエットの注意点
トランポリンダイエットは、トレーナー目線でみても魅力的で効果的なダイエット方法だと思います。
ですが、誰にでもおすすめできるというわけではありません。
デメリットと重複する部分もありますが、注意してほしい点をまとめます。
使い方を間違うと怪我をする
トランポリンダイエットは、ジャンプを何度も繰り返す運動です。
見た目は楽しそうで愉快ですが、ジャンプという動作はかなり筋力を使いますし、関節にも負担がかかる強度の高い運動です。
ジャンプの姿勢が悪かったり、膝や腰を痛めている方は怪我をしてしまう恐れがあります。
また、着地ミスや、自宅でおこなう場合は、家具や壁に激突の可能性も。
しっかり安全確保することが大切ですね。
いいトランポリンを選ばないと音が響く
「トランポリンって室内だとうるさいかな…」という不安の声が。
自宅でトランポリンダイエットをおこなう場合は、音にも注意が必要。
激安なものや粗悪なトランポリンを選ぶと、劣化が早かったり、音が響き渡り、ご近所迷惑になることも。
いいトランポリンを選びたいですね。
継続しなければダイエットは成功しない
トランポリンのダイエットは継続しなければ効果はありません。
ちょっとやってみた程度では一切変化はないでしょう。
ダイエット全てに言えることですが、継続が鍵です。
そして、食事も踏まえてダイエットをおこなわなければ体重はなかなか減りません…。
以下にダイエットの種類をまとめました。
トランポリンダイエットと組み合わせて継続できそうなものを選んで取り組んでみてください!
>>>【食事がカギ】ダイエットの種類13選!あなたの肥満タイプから導く痩せる方法一覧
大人のダイエットはトランポリン!おすすめの商品1選
トランポリンダイエットでおすすめできる商品を1つ紹介します。
・いい運動になる
・部屋にマッチしていいインテリアになる
・クッションとしても使い心地がいい
・子供が喜んでいる
・トランポリンとして使えない
・微妙…
トランポリンダイエットのまとめ
最後にトランポリンダイエットについてまとめます。
■トランポリンダイエットのメリット
・安価なのに効果絶大
・全身を使うため、筋力UPも期待できる
■トランポリンダイエットのデメリット
・トランポリンを置くスペースが必要
・飽きるかもしれない
■トランポリンダイエットの効果
【中期】身体的な変化は1週間~1か月で効果を感じる
【長期】ダイエットなら3か月くらいで効果を実感する
【超長期】半年以上継続すると姿勢改善が期待できる
■トランポリンダイエットの注意点
・いいトランポリンを選ばないと音が響く
・継続しなければダイエットは成功しない